今回お二人目のご出産に初めて助産院を選んで下さいました。
妊婦健診には2歳のお兄ちゃんが一緒に来院することもあり、一緒にお腹の中の赤ちゃんを楽しみにしていました。
予定日を過ぎ、やっと陣痛が来ました!と入院されました。
助産院へ来てからお腹の張りの間隔が10分以上あいてしまい、一旦近くの公園に外出することに。
この日は夏のような日ざしでしたが公園では陣痛を促すべく50段近くある階段を上り下りしました。
助産院に戻って来たころにはまた陣痛が良い間隔で来始めていました。
その後、助産院の中の階段の上り下りと休憩を何度か繰り返し、順調に子宮口は開いていきました。
お産になるには陣痛がもう一息だなぁと思っていたころ、それまでママに甘えん坊だったお兄ちゃんはすやすやとお昼寝を始めました。
その様子に安心した産婦さんは「上の子が寝ているうちに産みたい」とおっしゃいました。
そして、「実は今日は上の子の誕生日なんです」と!!
それには私たちもそんな偶然もあるのかとビックリしました。
そこからスイッチが入ったかのように陣痛は強まり、ほどなくして破水、ご主人の背中を借りながら四つん這いに体勢を整えました。
とっても元気な赤ちゃんで、お顔が出て、身体が出てくる前に「ふぎゃぁ」と鳴き声を上げてくれました。
そして赤ちゃんが無事に生まれてくれたすぐ後に、お兄ちゃんもお昼寝から目覚めて泣き始めたのでした。
話を聞くと、お兄ちゃんも同じくらいの時間に生まれたということです。
なんとも不思議で、偶然が重なり合った素敵なお産でした。
お母さんは終始赤ちゃんに声掛けをしてあげながら落ち着いてお産に向き合われ、出産後には「赤ちゃんが生まれたのをひとつひとつ感じられて、とっても穏やかな気持ちです。こんなお産ならまた産みたいです」とおっしゃってくださいました。
そんな風に出産を振り返っていただけて、私たちも本当に嬉しいです。
おめでとうございます!
2021年5月14日生まれ、男の子です。