自宅出産 ~第4子~
長女、長男、次女3人は都内、川崎の別々の助産院で出産。
それぞれ幸せなお産だったけれど、陣痛中に助産院に移動するのが辛すぎて次のお産は絶対自宅がいい、と夫婦で決めていました。
〈オハナハウスとの出会い〉
都内から引越しのため産院はネットと電話で探しました。自宅分娩できる助産院ということで候補はいくつかありましたが、とにかく雰囲気が良さそう・嘱託医が池川先生ということもありオハナハウスに決めました。見学にきたら、自宅で出産した後、次の日から助産院に入院しても良いと聞いてさらに安心しました。
〈身体づくり〉
自宅出産のため、恐ろしいのは何より出血。
貧血予防のため食事を一生懸命つくりました。青菜、海藻、野菜、レバー、嘱託医の池川先生おすすめサプリで貧血対策ばっちりでした。
それから【断糖】。
もらったおみやげさえ子供か夫にあげ、外食もほとんどせず手作りのものを食べて、海藻・野菜でお腹を満たし、低糖質の穀物をいただいて、白い糖・小麦粉・白米・米粉でなく、全粒粉・玄米粉・分づき米・雑穀などを食べていました。
夜9時には就寝、1日5000~8000歩は歩いて過ごしました。
臨月の平均歩数は6000歩/日、距離4km/日。
(出産前日は16000歩、10km歩いてヘトヘトだったけれどよく眠れた)
とにかく身体づくりはものすごく頑張りました。
〈お産当日〉
夜中3時
夢の中でお腹が痛くて目覚める。時計を見ると15分おき。どうやら前駆陣痛らしいと悟る。
その日は長女の誕生会の予定だったので6時前に起き、助産院に前駆陣痛と伝えひたすら家事と誕生会のごちそう準備・・・。
9時半
助産師さんがお産の荷物を持って一度訪問。張っているお腹を触りまだまだ余裕な顔を見て帰っていく。
10時過ぎ
近所を散歩したらどれくらいお腹が張ってしまうのか、やってみたくて長女長男を連れて0.5km先のスーパーへ買い物。帰り道は上り坂なこともあり荷物を持って帰宅すると結構なお腹の張り具合。お腹がぺこぺこですぐ昼食。ご飯を食べたら痛みが強まった気がした。
タイムリミットを感じながらお腹が張るたびに夫に時間を見てもらった。
7分おき。
これは前駆陣痛ではなく陣痛かも知れない。
なんとしても長女の誕生会だけはやらなければ!と思いながらさすがに痛みも増してきたので助産院に連絡し来てもらうことに。
待っている間はひたすらキッチンで料理。
14時頃
助産師さんたちが到着。
内診が終わると長女が「ケーキでお祝いしよう」と言い出したのでケーキろうそくを立てて歌ってお祝い。子供たちと夫はケーキを食べて、遊んで、私はひたすらキッチンで色々とするうちにだんだんと陣痛は強くなっていった。
陣痛がくるたびに助産師さんが順番にかけよってきて腰をさすってくださり、なんと気持ちがよく安心すること!!
このあたたかく手厚いケアに心底感動!!
急に立っているのがしんどくなってきて、椅子に座るといままでと違った強い陣痛がきておしりの方が押される感覚があり、叫ばずにはいられなくなった。
助産師さんたちの介助でリビングの布団に四つん這いになって着替えると子宮口全開。破水。
その間も子供たちは好き勝手にトランプしたり、私の方を覗き込みにきたり、リラックスして自由にしていた。
そこからの陣痛はキツかったけれど、夫が手をにぎってくれたり、椅子を持ってきてくれたりサポート。体勢がいまいち安定しないでいると助産師さんが「ご主人の背中が安定するよ」と言うので夫の背中にしがみつくとなんとも広さ高さともにちょうど良く安定、あたたかくて安心してなんと幸せただこと。腰から下は限界に近かったけど気持ちはとてもリラックスして幸せな気分に。
頭が出てきて触るとやわらかくて温かくてすごく嬉しかった。ここから先もうすぐだと分かってたのでただただ力を抜いて、全身の力を産まれ出てくる赤ん坊に集中させていた。
陣痛の波にのって身体を合わせたら赤ん坊はつるつるーと出てきて夫はいつ生まれたかも気づかなかった。
助産師さんが生まれた時間を言うと夫は「えっ?もう生まれたの?」と言っていた。
子供たちはじーっと赤ん坊が生まれてくる様子を見ていたらしい。
赤ん坊を胸にのせたらものすごくうれしくて、泣いた。
ほんとによく頑張ったなーって自分をほめて達成感でいっぱい。
お腹にいるときからみんなで話しかけて、「あなたが一番生まれてきたいときに生まれておいで」と言っていたけど、夫もいて、昼間で、本当にみんなにとって一番良いタイミングで生まれてきてくれた。
胎盤が出てくるときに出る出血まで一滴も血液が出なかったのは【断糖】の効果が大きかったように思う。
自宅でのお産は家族全員がリラックスして普段どおりの生活の中にお産がとけこんで無理がなく自然で本当に幸せいっぱいでした。