みなさん、赤ちゃんに初乳を飲ませることが良いことというのは良く知っています。
でもなぜ良いのか知っていますか??
意外と詳しい理由まではご存じないかたも多いかと思います。
オハナハウスでは妊婦健診やマザークラスの時に患者さん(特に初産)に初乳についてのお話をしています。
初乳は妊娠7ヶ月までには乳房で作られていて、早産で生まれても初乳は出ます。
色は透明~濃い黄色がかっており、粘調性があります。
成乳になると白色でさらっとしています。
初乳を飲むことで赤ちゃんの腸が動き始め胎便の排泄を促し、消化管からビリルビンを排出することで、新生児黄疸を予防するのに役立ちます。
初乳は赤ちゃんが初めて口にする完全食品と言われ、たんぱく質や脂用性ビタミンを多く含んでいます。
唯一不足しているのがビタミンKなので、入院中ビタミンK2シロップを投与する必要があります。
また、初乳に含まれる重要な成分として免疫ブログリン(主にIgA)は赤ちゃんを細菌やウイルスからの感染から守る働きがあると言われています。
このようなことから、現在では初乳を飲ませるように勧められています。