2人目からのお付き合いで、今回3人目を出産のお母さんです。
いつも元気な妊婦さんは元々フットワークが軽いのですが、、、今年はコロナの影響でお子さんたちが毎日家にいることが多く、あまり運動ができなかったり、子供と一緒に何かと食べることが多かったりと今までの妊婦生活とは少し違うリズムになってしまいました。しかし、無事臨月を迎えることができました。
出産予定日は音沙汰なく過ぎ・・・
予定日を過ぎてから前駆陣痛が3日間続きました。
何度も来院しては帰宅し、ご本人とご家族、私たち助産師も今夜か、今夜かと待ち構えるなか、前駆陣痛が始まって4日目となる夜、本陣痛となりました。
その晩は奇しくも、ご主人が当直の日。お休みととることができないということで、誰もが今日は違うだろう、違ってほしい!と願っていた晩でした。
しかし、奇跡的にもご主人の交代要員が見つかり、家族そろって助産院に来院することができました。
入院時はまだ弱めの陣痛。子供たちには生まれるのはもう少し先だから、と寝るよう促すご両親。お姉ちゃんは「必ず起こしてね」と約束をしてすやすやと夢の中へ。
一方、弟くんは眠いけどなんだか落ち着かなくて眠れない様子で、お母さんの腕にからみついてゴロゴロ転がっていました。
程なくして、1回毎の陣痛が強くなりはじめました。
ご自身でどの姿勢が楽なのか考え、横向きの姿勢で産むことにしました。
前回出産された時も横向きでした。
ぐんぐん強まる陣痛にも、お母さんはずっと落ち着いてしっかりと呼吸をされていました。
いよいよ!という時になり、お姉ちゃんを起こすお父さん。
寝起き早々に目をこすりながらも「がんばれ」と応援するお姉ちゃん!
赤ちゃんは家族みんなに温かく見守られ、元気に生まれてくることができました。
3回目の出産とはいえ、前駆陣痛が何日も続くという状況は初めてで、戸惑いもあったと思いますが、きっとこれも赤ちゃんが生まれてくるための準備に必要な時間だったのだろうと思います。
大晦日とお正月は家族と過ごしたいということで、産後3日目で早期退院され、新年早々助産師が自宅へ訪問させていただきました。
ご出産おめでとうございます!
2020年12月28日生まれ、女の子です。